スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

自閉症と治安のお話

 日本のプロ野球は20分ぐらいで、大雨だと試合が中止になるのに、メジャーリーグは2時間ぐらい待つのです。
 ベビーシッターを雇っているものとしては気が気ではありません。

 とはいえ、退屈している選手と雑談する大チャンスでもあります。

 

「日本のほうが治安いいし、高校だけは日本に通わせようと思っているんですよ」


 と私。某超有名野球選手はこう言いました。


「ええ、そうでもないと思うな~。アメリカのほうがいいんじゃないの」


「でも、日本ならドラッグとかそういう誘惑は少ないでしょう?」


「いやいや、そんなことないって。こっち(アメリカ)のほうが生活は快適だよ。女房も子育てが楽しい、て言っている」

 

 一緒に日本から来た通訳もいて、「そうそう」とうなづいています。

 私はこれまで何度も、日本は治安がよくていい、と書いたり、話したりしてきました。でも、今となっては取り消したい気持ち。

 このデータをみると、行方不明者の数がハンパなものではありません。日本はカルフォルニア州より小さいのに。  

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H29yukuehumeisha.pdf

 自殺の件もそうですが、自殺だってアメリカでは犯罪です。自分を殺す。

自閉症と姑のお話 - 梅田香子のMM Journal ぼこぼこ場外乱闘編

 階段で首つっているのに、かかりつけの医者は「心筋梗塞」ということで診断書を書いてくれたそうです。

 日本は届けをださない事例が多く、データの数字をあまり当てにできません。
 
 考えてみるとアメリカは治安の悪い場所がもっとはっきりしています。

 日本のように低所得者の家庭が、金持ちと同じ集合住宅に住むなんて、まずありえないのです。固定資産税の値段が市や町でまったく違うので、ぶっちゃけ貧乏だと治安といい場所には引っ越しできません。
 
 私のような中流クラスは、隣近所もみんなブルーカラー。同じ公立小学校に子供を通わせているので、なんとなく金銭感覚もわかります。とくにお金持ちもいないし、困窮者もいませんでした。ちなみに固定資産税は毎年70万円近く払っています。

 

 郊外なのでアパート暮らしの友だちがいなくて、長女は所沢の妹夫婦ののマンション、半年ぐらい100世帯全部が妹一家の住居だと思い込んでいました。

 ちなみに英語でマンションは、お城のような超豪邸のことを言います。クロマティが巨人に入団したとき、契約書にはマンションを用意するとあったのに、「六本木のコンドミニアムじゃねえか」と激怒しました。

 たしかに日本に来てみたら、コンビニの横でたむろしている高校生みたいが大麻の匂いをさせています。
 コンビニといえば、福岡はコンビニ強盗がとても多かったです。

 でも、まさか自分の娘が犯罪に巻き込まれるとは、想像だにしませんでした。しかも健常者の長女ではなく、自閉症の次女のほう。

 あの事件に巻き込まれたということは、私にとっては離婚とか家をとられそうになったとか、過去のどんな経験よりも、つらいできごとでした。自分の親にも話していません。
 なので、少しずつ書いていこうと思います。

 私のように決して油断しないよう、子供をもつ親には広く知ってもらいたいからです。

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 ある日、なんの前ぶれもなく、玄関のブザーが鳴りました。四国の家は夫の工務店も兼ねているので、来客もセールスもとても多いのです。なぜか猫も多くて、ベランダでサンマを焼くと大変。

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 ドアをあけたら、ハンチングをかぶり、ネクタイをしたテレビドラマの刑事みたいな方が立っていました。警察手帳を広げながら、

「むすめさんのことでお話しがあります」

 どうしてこの家をつきとめたかというと、当時次女は養護学校に通っていました。そのバス停から私と次女を尾行したそうです。ちっとも気がつきませんでした。To be continued

(そのうち、つづきを書きます)