いいことだと思います。
私は学生のとき、鷹の台の駅前のコンビニでバイトしていました。というのも当時、鷹の台の駅前って他に店がなかったのです。(昭和の晩年よ!)
「雑誌を立ち読み」という紙を貼ったら、客足が落ちたので、たちまち元通り。
コンビニという商売は本部のデータ主義なので、新商品も発売して2週間で売れなかったら置かれなくなります。店長の権限はあってないようなもの。
*ここまでは古くないけど。イメージです。写真は愛媛県庁の公衆電話です。
一度クリームパンを万引きしたおじいさんがいて、100メートルぐらい離れた交番に連れていったそうです。昼のパートさんにその話を聞き、夕方から私ともう一人、バイトが入りました。
日がくれてすぐ、黒い服と車がずらーと並んで、びっくりしました。鷹の台の駅前って、タクシー乗り場がないぐらい、狭いのです。これは平成の今も変わりません。
黒いメガネの男の人が店長の胸ぐらをつかんで、がつんがつん頭をガラスにぶつけたのです。まるで、映画みたい。通報しようとしたら「絶対にダメ」と副店長にとめられました。(この店長は兄弟でした)
本社に通報したらしく、まもなく背広の人たちが車で来て、まあまあ、となだめる形で皆さん、どかどかどかと二階の喫茶店にあがっていきました。
私はレジのところに立っているだけ。3分ぐらいしたら、二階のお客さんがどどーっと降りてきたので、何かが起きていたようです。
さて、今度は90年代の話になります。シカゴの日系大手本屋の店長と店員一人が突然、逮捕される事件がありました。
10代の裸がのった雑誌を売るのは、イリノイ州では違法だったためです。
裸というか、ビキニの水着でした。ともかく、この逮捕でアメリカ中の日系本屋がビニールで巻くか、店頭には置かなくなりました。
この店長さん自身、日本から配属になったばかり。前任者の仕事を引き継いだだけでした。運が悪かったです。
たちまち日本の飛行機会社は、この類の雑誌はおかなくなりました。まあ、飛行機会社は売り上げとは関係ないでしょう。
まだ野茂デビュー前であまり忙しくなかった私は、週刊文春の編集長に「記事にしますか?」と聞いたところ、「大手の本屋さんを敵にまわしたくないから」というごもっともな回答。
なので、シカゴの新聞では記事になりましたが、日本では報道されませんでした。
時事通信と読売新聞と日経新聞がシカゴ支局をおいていて、顏みしりでしたが、「店長さん気の毒だ~、やめておきましょう」とのこと。
そういえば、いつかこの話題だったか、女子専用電車の話題だったかで、女の下着屋もなくなれ、みたいな意見をどこかで見た記憶があります。ちょっとサーチしましたが、見つかりません。
・・・・と思ったら、エロ本と生理用品を一緒くたにしている人がいました。いくらなんでも、これは日本人でもレアケースでしょう。
下着屋さん、文字どおり洋服の下に着る衣類を売る店ですよね。
下着=underwear
ビクトリアシークレットには普通に男性もカップルも来ています。
夫も愛媛県人なので最初は店の前で待っていましたが、今はすっかり馴れて、おみやげ用を買ったりしています。
日本の常識が必ずしも世界で通用しないこと、知っておいたほうが何かとお得だと思います。
最近は日本のコンビニが世界に進出しているので、長い目で見た場合、このほうがお得でしょう。駐在早々、店長が逮捕&投獄されたら、たまったものではありません。
↓こんなふざけたメガネは売っているんですけどね。
たまたま飛行機で「プロジェクトX」という番組を見たとき、セブンイレブン物語をやっていました。
私は日本のコンビニ本社はこれぐらいのリサーチはすませた上での決断なので、オリンピックが終わってもエロ本が戻ってこないことを信じています。