2月に熱だして、コロナかインフルか検査したとき、保険会社からきた請求書の明細。入院したわけじゃない数時間の検査なのに、ラボ第が2324ドルにはじまって805ドルとか、もうたくさん。肺のレントゲンで640ドル。ER室の使用料が2105ドル、合計で7449ドル。 https://t.co/mul3gZ9DTP pic.twitter.com/RDVpyMrCLq
— 🌎Yoko Umeda✒「スポーツライターの24時間」(ダイヤモンド社)kindle出版! (@yokoumeda) 2020年10月17日
コロナにかかった医療費は国が負担すると発表されたにもかかわらず、娘はかなり初期に熱をだし、もしコロナだったらシカゴで2人めだね~なんて時期でした。
発熱したのは日本からシカゴに帰る飛行機の中で、です。
日本に滞在中、帝国ホテルで開催された会議に出席しましたが、参加者はオール日本人、一人だけ台湾人がいたそうです。
あわただしく日本に3日だけ出張したりしていたので、きつかったのでしょう。
娘と1日違いでシカゴ往復したCAから、コロナ陽性がみつかったりしたのであせりました。
シカゴで病院に行って、検査してもらったところ、結果はコロナもインフルエンザもシロ。3日で熱はひきました。
でも、本当に戦いはその後、はじまったのです。
保険会社からの請求、自己負担はゼロのはずだったのに、むこうの言い分がころころ変わり、2600ドルの請求が残りました。
出張中の発症なので、会社が負担してくれそうではありましたが、娘はひきさがりたくない。
同じようなトラブルがアメリカではあちこちで起きていて、ツイッターでその保険会社にクレームを書き込んで、保険会社が結局は払ってくれた人もいたそうです。URLを貼ってきました。
なので、自分もやってみたい、と。
こういうときアメリカンだな、と感じたのは、実名でクレームを入れること。こそこそ匿名で陰口を書いても意味ない、というのです。
もともと娘はSSNはインスタ中心で、フェイスブックも友だちと仕事とスケート関係者との連絡用にしか使っていません。
なのに、このときばかりはツイッターで実名のアカウントをとり、保険会社やかかった病院に名ざしで、クレームを入れました。
大統領あてにも書いたというのです。がちょーん!
アメリカンやなぁ。相手がえらい人だろうが、反論だろうが、自分の意見はしっかりと伝える、そういう教育をシカゴの小学校で受けています。
その結果・・・・
CNNテレビがその書き込みをみて、娘に出演依頼してきました。CNNテレビがインタビューと平行して、保険会社にも裏とりの電話をかけ、その時点で、保険会社はもう「支払わなくていい」となったそうです。
娘はとくにエリ―トでもなんでもない、平均的なアメリカ人で、まわりと同じように行動しただけです。
でも、これ日本人だったら、マスゴミの協力なら謝礼がどうのこうの、米国の保険制度がどうの、医療がどうの、文句を言ったり、もじもじしたり、なかなか話が前に進まない。結局は親が2600ドルを払わされたりね。
上級国民の人たちが言うことに逆らうなんてとんでもない、今の日本はインフルエンサーたちに洗脳され、そういう風潮がすごく高まっています。
不正をただすより、自分もあやかり、おこぼれはいただきたい。
政治家のせいというより、国民ひとりひとりの真意なのでしょう。<了>