娘Mがまだ働きはじめたばかりの頃、車の修理とか、トラブルにぶつかると、
「このままじゃ私はホームレスになってしまう！」
とよく嘆き、私や彼女たちが、
「それぐらいじゃホームレスにならないから大丈夫」
とよくなぐさめていました。
このセリフをきくと、やっぱり親があっちもこっち（私のこと！）も頼りにならず、精神的に不安定なのかな、と自問自答したものです。
あるいは２つの母国、２つの言語をもつバイリンガル娘だからなのか、とも。気持ちはすっかり山崎豊子著「二つの祖国」か、東京ローズの世界に。
私は中古の家の売買が好きで、あの子が生まれてからずっと、２つか３つは家を所有していました。東京には親の家もあるし、今の夫も持ち家主義です。大工ですから（笑）まあ、明日はどうなるか誰にもわかりません。
さて、ここ数年は仕事も軌道にのったせいか、コロナ渦でも気持ちが安定したようです。
もともとMは中古のホンダカローラにつづいて、レクサスかマツダ５を購入するつもりでいたのです。が、「買う前でよかった！」とすっかり心がわり。「ローンあったら怖かった」
というのも、アメリカではコロナ渦で仕事が減り、家賃を払えなくなった若者たちが、バンを改造して暮らすのが大流行。Youtubeで公開して、それがまた収益をつなげている人たちがいるそうです。
Mもすっかり魅せられてしまい、「こういうバンで旅してみたい。パパ（ステップパパは大工さんなのです）はこういうふうに改造してくれないかな」
と次々と動画や写真を私は夫のラインに送ってくるようになりました。
「こんなんでフロリダとか旅してみたいの～」
とだんだんのりきに。
夢はいつ実現するかわかりません。とりあえず、あーでもないこーでもない、とステップパパと３人で、一緒に動画を見ている今日この頃です。
VAN TOUR や VAN LIFEという単語でサーチすると、たくさんでてきますよ。＜了＞
