傍受はしていたけど、英訳が不完全だったという説が主流になっています。
この本はワシントンでハル国務長官と真珠湾の当日まで、真珠湾攻撃がはじまったことも知らず、交渉をつづけようとした来栖三郎大使の回想記を元にしています。
英語の本なので、日本語で中身を紹介しておきますね。私は昔これを「星野仙一事務所」でゲットしましたw。
さて、東京裁判のキーナン主席判事から、来栖は呼ばれます。
11月26日に来栖がワシントンから日本にむけて発信したとされる電文のコピーをキーナン判事から渡されます。しかし、「海軍大臣に相談して」なんて書いた記憶がまったくありません。
おそらく日系アメリカ人が訳したものなのでしょう。が、「至尊」なんて意味がわからなかった。辞書もない。困った。
この本には書かれていませんが、「ギャンブル」という単語が好きな翻訳者だったみたいで、やたらと日本は「賭け」ています。
つまり「内大臣」(木戸幸一)という漢字の意味がわからず、海軍大臣の米内ということにしてしまったのです。
あまりの誤訳がひどいので、東京裁判では結局、真珠湾の奇襲について、途中からうやむやになってしまいました。
しつこいけど、来栖大使の孫と結婚されたのがこの人でした。↓
「勝利投手」の梅田香子さんに星野仙一さんについて書いていただきました。知られざる秘話が満載です。文末のHITよろしくお願いします。
— 大山くまお (@oyamakumao) 2018年6月23日
私が「星野大学」で学んだこと、私が星野仙一さんに伝えたかったこと #dragons #文春野球 https://t.co/Li90ZB6Yi8
<了>