スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

フライパンの思い出

 2020年の大統領選も大詰め。

Presidential Debate #Debates2020をネットで聞きながら、スープをことこと煮たり、ゼリーを料理したりしていました。

 うちは1票を投じる権利が2人分、もうすでに郵送で投票をすませています。

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 なので、フライパンのことを考えていました。

 

 鉄のフライパンはもちがいいけど、ビギナーにはむずかしい。

 たぶん最初のフライパンが鉄だと、「うわ、卵を焼くのって大変!」となってしまう。

 

 料理初心者なら、テフロン加工の安物を買い替えていくほうが楽ではないかな。

 

 長女は米国の「フード・チャンネル」(1日中、料理番組ばかり流しているケーブルテレビ)にいっときハマっていました。

 日本の「料理の鉄人」そっくりの番組がアメリカにはいくつもあったのです。

 

 鉄のフライパンをおねだりされたのが、小学生か中学になりたてのとき。(イリノイ州は小学校は5年生まで)

 

「うちにある(テフロンのフライパン)ではなく、アイアン・シェフみたいなフライパンを買って~」

 

 フライ返しではなく、トングを使ったりして、料理していました。成人した今もなんとかそれを愛用しているようです。

 

 私は自信ないのでテフロンのフライパンは手ばなせません。餃子やお好み焼きをつくるとき、ほんと、楽ですから!

 テフロンがはがれてくると、焦げやすくなるので、新しいのに買い替えます。日本のスーパーでも500円~980円でしょ。

 平野レミさんのフライパン、ちょっと高すぎますよね。一生ものだったらともかく。

 

 例外は1つ。娘と一緒のときに日本で買った有元葉子さんの鉄製フライパンは、今も手元においておいます。

 

 これは鉄製といっても、表面の加工が特殊らしくて、わりと使いやすい。

 持ち手が短いので、鍋つかみがなくては手をやけどします。が、フライパンごとオーブンに入れることもできるわけ。

 ズカシさんの玉ねぎスープをつくるときもこれが役立ちました。

 

zukashi.com

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 これを買ったときのはブッシュ大統領のときだったか、クリントン大統領のときだったか。

 2代めブッシュは取材したことあります。

 長女が生まれた年、テキサスでオールスターゲームがあり、レンジャースのオーナーがブッシュだったからです。

 

 実はトランプも何度か。シカゴカブスで始球式をした後、記者席でわりと長くインタビューしました。原稿はスポーツ新聞に一行ぐらいで、どこの社も興味はもちませんでした。

 そうそう、この日です。

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 ヒラリー・クリントンは私の家の隣町、パークリッジ市に生家が今もあります。

 シカゴカブスのファンで、記者席で隣あわせになったり、インタビューしたことも。

 魅力的な女性でした。

 私、この写真のむかって、左側にいました。

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 ビル・クリントンとブッシュが大統領選で争ったとき、ブッシュ陣営があまりにヒラリーのことを「クッキーを焼く家庭的な女をバカにしている」とかなんとか攻撃するので、「あのー、大統領に立候補しているのは妻ではなく、私なんですが」とビルが苦笑いする場面もあったっけ。

 

 米国のスーパーはクッキードウが普通に売っているので、焼くのは簡単なんですけどね。

 

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 そのヒラリーが4年前、トランプを大統領選を競いあったのは、記憶に新しいはず。

 ヒラリーはオバマにつぐ歴代2位の投票を集めました。投票数では約200満票に上だったのに、選挙人たちの数でトランプに負けてしまいました。

 

 あれは残念でした。

 保険制度の改革も彼女だったらきっとやりとげていたでしょうから。 

 米国では65才になるか、貧困になるかしないと、国民健康保険が今のところありません。

 

 日本の保険制度はその点、しっかりとしています。そう、鉄のフライパンみたいに、ね。<了>