帝大3年になると、10月の高等文官試験を受ける準備をはじめます。冷房がなかった時代、涼しい避暑地で勉強の合宿を自主的にもつ学生が多かったようです。尾崎もその人でした。ところが、彼は激しい恋におちます。
長野と群馬の県境、碓氷峠に家を借りました。
そこへ八重子が母を連れてやってきます。
たしかに尾崎は生涯を通じて、ブルジョワな性分で金づかいは荒く、美食家でもあり、女性関係もかなり派手でした。
青春ですね。
愛媛県宇和島出身の人が登場。
ともあれ、交友関係は非常に豊かでした。
この松本という人に、惹かれます。