スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

英検はドラマだ!(とくに3級から)

 英検というと私はフィギュアスケートのバッジテストを思い出します。合格するとバッジをもらうから、バッジテストといいます。

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  初級からはじまって、7級まで受からないと全日本の予選には出場できません。
 つまり最低でもトリプルジャンプ2種類を習得する必要があるのです。
 これがまたさまざまな悲喜劇をよびます。皇室がテストを受けるときは、判定が甘いジャッジが集められるなんてデマが流れたこともあります。同じときに他県の親まで受けさせたがり、コーチに叱られたなんてこともありました。笑い話ですよ!あまり真剣にとらないように。

 英検=英語の実力とは思っていません。

 でも、私は自分が経営している学習塾では、フィギュアスケートのバッジテストみたいなゲーム感覚で、英検もTOEICも生徒にどんどん受けさせることにしています。

 

 習字やそろばんと同じと言ってもいいでしょう。

 身近な目標ができると、子供はすごく発奮します。

 泣いたり、笑ったり、感情も豊かになります。その点はスポーツと同じ。ピアノの発表会みたいなものです。

 それから、私立中学だと英検3級をもっていると、帰国子女と同じ別枠で試験を受けさせてくれるところも増えています。(だからといって全員が合格というわけではありません)

 3級は中学卒業程度のレベルと言われています。3級から英作文が加わり、2次試験の面接があります。

 小学生の低学年だと、最初のほうで1つでも解けない問題があると、もうやーめた!と放棄してしまう子も少なくありません。
 ちゃんと受かる実力はもっているのに、集中力がもたず、特に面倒くさくなってしまうようです。
 フィギュアスケートでも最初のジャンプで失敗してしまうと、あとは投げやりの演技になってしまう子供がわりとたくさんいます。
 後半のジャンプのほうが加点つくのだから、最初のミスなんて気にせず、次に行けばいいのになかなか納得してくれません。

 今回もそういう子たちがウケました。

 一人は2歳のときからほぼ毎日ネイティブに英語を習っているし、もう一人も公文をやりながら私の塾でも習っています。この2人は5級、4級と簡単に受かったのですが、3級でつっかえています。とくに英作文。これはコツがいります。日本語がわからないネィティブ講師や公文では教えられない分野だと思います。私はめっちゃ得意分野www

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 英語幼稚園に行っている子たちは自分に自信があるから、He' s haveはおかしい、と言ってもなかなか信用してくれません。それから、何度注意しても、ピリオドとカンマを書か落とす。

 

 「ネイティブの先生から今までそんなこと言われたことないよ~」

 生まれたときから英語環境にいるのだから、ピリオドやカンマなんていちいち教えないようです。

 もっとも、こういうタイプはまわりにぬかされて、はじめて気をつき、くやしがり、理解するようになって、先に進んでいきます。なので、特に心配はしていません。
 
 小学生だったら、英語を嫌いにならないことのほうが大切です。(私は幼稚園以下の子供は週1回のレッスンより、自宅でジブリの英語版(ディズニー・バージョン)などを繰り返し見せたほうがプラスだと思っています)

 さて、私は試験会場にいませんでした。が、一緒に受けた中学生が「あの子たち、最初の10分ぐらいで終わってしまっていましたよ」と言っていたので、あちゃー、またやってしまった、と思いました。
 
 たぶん最初にわからない問題があり、もう考えるのをやめてマークシートだから、適当に選んでしまったのでしょう。前回もそうでした。監督者の話だとリスニングの放送が流れる前に全部マークシートをぬりつぶしていたそうです。つまりあてずっぽうです。
 
 どうやって今後は教えていくべきか。親にも「今回もまたあれをやってしまったようなので、落ちていると思います。叱られないでください。違うアプローチを考えますから」と話してありました。

 ところが、アッと驚くタメゴロー。結果を見てびっくり。一人は11点足りなくてまた3級落ちたのですが、もう一人は受かっていたのです。
 これは今まで見たことがない不思議な受かり方でした。許可をえて個人成績表を貼ってみます。

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 リーディングとリスニングとライティングの3つの部門にわかれています。最初の2つは合格点に程遠い。
 ところが、英作文ではなんと満点をとっているのです。私は英作文を教えるのはかなり得意としているのですが、満点ははじめて見ました。(といってもまだ英作文ははじまって歴史が浅いのです)

 こんなに低い点数なのに、英作文だけで受かってしまうとは・・・。
 これについては私もずいぶんいろいろ考えたし、他の先生の話も聞いたり、とても勉強になりました。
 
 ちなみに英検3級の英作文は、4パターンの例文を暗記してくれたら、必ず受かる基本のレベルです。
 そのうちここにも書いておきます。丸暗記ではありますが、基本なので準2級、2級へとつながる基本例文です。

 なおスカイプレッスンのほうはもう予定びっしり、空きがありませんので、今は新規の生徒さんを募集していません。

 本日は、ばいなう。