スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

まだ東京で消耗しているの?をさらっと読んだお話

 出版社からの源泉徴収を整理しているところ。私の住所は東京の国分寺か、米国のシカゴになっているので、これを統一しなくてはいけませんね。

 仕事は旧姓でやっていますが、苗字は二度も変わっています。

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 夫は愛媛県に家をもっていて、工務店を30年以上やっています。伊予県立農業高校の出身だけど、建築士の免許ももっているし、建築業者登録しています。

 音楽が好きなせいか、防音室を手がけることが多く、四国の左半分はほとんどの防音室に関係しています。
 なので、高知への出張も多いのです。狭い社会なので、噂もちらほら。

 でも、そんな他人のプライバシーはどうでもいいことです。私はブロガーをいいとも悪いとも思っていない。あまり関心がないので、詳しくありません。

 一度これを書いておこうと思ったのは、田舎暮らしをする際、農家でもないのに農業用、あるいは元農地だった土地を買うのは無謀だよ、という点です。

 たしかに四国だったら2千坪ぐらいの土地、子供のお年玉を貯めても買えるんじゃないの?

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 それは持ち主がもてあましていることが多いからです。固定資産税は請求くるのに、家や別荘を建てるのが簡単ではありません。

 嫌になって手放そうにも、なかなか買ってくれる人はいません。面倒ですから。

  
 たまたま去年、モーニング連載の「カバチたれ」という漫画がこの問題をやっていて、面白く読みました。あれは参考になると思います。

カバチ!!!-カバチタレ!3-(22) (モーニング KC)

 ちょうど夫も新築の設計と施工を頼まれ、何度も市役所へ通い、行政書士さんの協力も得て、ほぼ1年かかりました。

 それぐらい「市街化調整区域」に家を建てるって大変な作業です。

 今回は親族だったから引き受けましたが、行政書士さんへの費用もかなりかかりました。許可をもらうには測量や図面も必要です。もし許可がおりなかったら、この費用は無駄だったことになります。

 水道や電気や下水をひく問題もあります。が、ともかく、この役所の許可がおりなかったら、違法建築となり、取り壊し命令がでてもおかしくありません。(実際にプレハブ小屋を建てただけで、取り壊し命令を出た例もあります)

 普通の住宅メーカーや工務店は断ると思います。

 じゃあ、農業の資格とればいいんでしょ、というような簡単な問題では、役所の書類はすーと進んでくれませんでした。

 市街化調整区域⇒市街化を抑制する目的の区域。例外的に(農家とか)建物の建築が認められることはありますが、一般の人が住宅を建築することは原則として認められていません。市街化調整区域内において例外的に認められる開発行為等は,次に掲げる都市計画法第34条各号のいずれかに該当する場合に限られます。

 なので、私はそういう土地の購入をすすめる気にはなれません。
 
 だって、中古物件は1千万円前後で、ごろごろ余っているのです。ちゃんと家を建てていい地域の土地付物件を買い、リフォーム代にぶちこんでもいいし、更地にして新築を建てても、5千万円なんてかかるわけありません。

 ↓松山で夫が建てた家です。アーリーアメリカン好き!

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 東京の家が高いのは土地代で、家屋は大したことはないのです。

 私自身、田舎暮らしを夢みて、今でもいろいろ本を買ったりするのが好きです。福岡で950万円の中古を衝動買いしてしまったこともあります。

 愛読雑誌です。いいな、と思うことも、ちょっと違うよ、と思うこともあります。

田舎暮らしの本 2019年 02 月号 [雑誌]

 そして、私の持論。

 老後は田舎暮らしではなく、日本の地方都市での暮らしをすすめたいです。

 福岡、松山、広島、仙台、札幌。大都会ではありませんが、田舎というにも店や施設がそろいすぎています。
 
 東京は仕事するところ。でも、東京でいっとき生活するってのも楽しいのではないかなぁ。

 私は東京出身だから得した面がたくさんあります。たいした才能あるわけでもないのに、仕事や収集で困ったことありません。あと東京で暮らしていたから、米国中西部のカントリー暮らし(野良のリスが家のまわりではねています)や四国の温暖な生活を幸せだと感じています。

 国籍にこだわらず、地球人として生きていくつもり。

 日本にいると、本当に奴隷だった人たちの子供に、会う機会がないせいか、すぐに奴隷だ社畜だと騒ぎすぎます。

 五輪のボランティアが奴隷だったら、本物の奴隷が怒ります。やらなければいいのです。会社だってやめるのは自由。五輪はエアコンを聞いた部屋でのんびり楽しめばいい。こんな奴隷が世界中どこにいるんでしょう?