スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

知的障害者とスポーツ

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今月いっぱいで、スポーツジムはやめます。退会手続きをとりました。

そんなにしょっちゅうは行けませんが、国体でプールの駐車場がほとんど使えていなかった時期、会員になったのです。

次女が重度の自閉症なので、ほとんど自発語がありません。なので、私と2人分、会費は払っていました。

知的障害児は運動不足になりがちです。

「糖尿病になったらどこの施設もあずかってはくれないから気をつけてあげて」と昔、担任の先生に言われたものの、人ごみでパニックになると服をぬいでしまうので、なかなかスケート場にも連れていけません。

脱がないように、オーバーオールばかり縫って、着せていました。昔はスケートドレスを縫っていたので、ミシンや裁縫道具はそろっています。

高校までは朝2キロのマラソンがあって、とても助かっていました。

 

というのも、ここのプールは常連たちの縄ばり意識が強く、ほっといてくれないのです。私がいつも付き添っているから、誰にも迷惑をかけていないはずなのに、二回に1度はいじめられます。

お年寄りはヒマなんですね。飲食が禁止されている狭いロッカーでお弁当を広げて、ぺちゃくちゃやっています。なので、こっちは終わってもぱっと着替えることができず、床がぽたぽたしずくで濡れてしまうのです。なのでモップをかけていると、「ああ、あなた、そこもやって!」と従業員扱い。無視すると、からんできます。

シャワーだって、すいている時間を狙っているのだから、一人言を言ったっていいではないの。なのに、「何があってこうなんだ?」とか、自分たちのほうがうるさい。プールを温泉とまちがえているらしく、長い時間つかりながら、べちゃべちゃ大声で話したり、どっと笑ったり。

店長にもクレームはつけましたが、常連なので見て見ぬふり。

シカゴのホームリンクはスケート場とプールが隣接していたので、夏休みはほとんどそこですごしていました。なので、次女はスケートもプールも自己流ではありますが、もくもくと楽しむタイプです。

家から遠くなるけれど、国体がもう終わり、プールの駐車場が前より広くなりました。隣でヤクルトスワローズが秋季キャンプです。またそちらに通います。

 

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