もう大人になってしまったので、ハロウィンどころではないらしい。
昔はこんなパンプキンを作ってくれました。
でも、家の外に並べておいたら、リスたちに食べられてしまいました。
日本では大騒ぎになっているようです。
しかし、企業戦略というか、洗脳されやすいというか・・・。日本でハロウィンがこんなに広まるとは驚きです。
というのも、10年ちょっと前、日本ではハロウィンまったくなし。
所沢の妹一家には、うちと同じ年のRがいます。日本語がたどたどしい私の長女と、こんな会話をかわしていた記憶があるのです。
長女「私ね、ハロウィンでおひさま(お姫さま)になったんだよ。Rちゃんは何になったの?」
R 「えー?ハロウィンてなーに?」
長女 「あのね、おひさまの恰好して学校に行くの」
R 「ああ、おひめさまの恰好?七五三かあ」
長女 「へー、七五三ていうの?日本では」
R 「そうよ。七五三ていうのよ、日本では。七、五、三」
長女 「そっか―、七五三かあ。seven, five, three!」
全然ちがうやろ。
つっこみどころが多すぎて、どこで訂正していいのか、わかりません。
ちなみに当時、妹夫婦は新築マンションを買ったばかり。
長女は「Rちゃんの家はいいなあ。大きくて」としきりに感心していました。
半年ぐらいそんなことを言いつづけ、
「Rちゃんちは窓も廊下もたくさーんたくさーんある。エレベーターもある。私のうちはない」
なんて言うので、
「もしかして、まさか、あのマンション(百世帯ぐらい)丸ごとRちゃんの家だと思っている?」
と聞いたら、鳩が豆鉄砲をくらったような顔。
「え、違うの?」
「やーね、Rちゃんの家はあの3部屋よ」
「やーん!どこに寝るの?」
というのも娘は中西部のカントリーガール。シカゴの郊外の町なので、アパートはほとんどありません。
小学校のクラスメートたちの家にお泊りすることもありました。
高級なアパート住まいはなく、皆うちと同じような作りの一戸建てばかり。高層ビルがあったのは、ダウンダウンだけです。
庭にはリスがはねまわっています。ときどきはスカンクやシカもでます。
なので、日本にくるまで電車に乗った経験がありませんでした。
見る者聞く者が珍しかったようです。
長女は健常児ですが、自閉症の次女と2人して、渋谷の交差点ではうわーんと泣きだし、困りはてました。たくさんの人が背広を着て歩いているのを見たことがなく、怖かったそうです。
今は米国認定のフィギュアスケートコーチとして、アメリカや日本のスケート場を飛び回っています。
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