なんやかんや書類と格闘の日々。うちにコピー機あってよかったです(工務店ですから)。
障害者年金の申請にあたって、ケアマネが心配していたのは初診がアメリカだったこと。それを年金事務所が受け入れてもらえるのかどうか。
母子手帳といわれても、アメリカなので母子手帳ない・・・
夫の話だと、私はそんなことを寝言でも口走ったらしいです。
まあ、そのへんのことはフェイスブックのほうに書きますので、興味のある方はぜひ。
昔の様子を書く書類も渡され、古いパソコンを開いたら、さるさる日記の一部がでてきました。
ちょうど9・11テロがあった前後。わりとのんきなことを書いています。
■2001/09/09 (日) 【スケート】祝・村主章枝選手、銅メダル!
シアトルの空港でテレビを見た。グッドウィル・ゲームで日本の村主章枝が3位!すごいすごい。ミシェル・クワンはジャンプのミスがあって、2位だった。
村主選手の公式ホームページを発見。http://www.desporter.com/suguri/
男子はイリヤ・クーリックが好き。映画「CENTER STAGE」に出演していると聞いて、ビデオを購入してしまいました。これはいわゆるバレリーナたちの根性青春物語。
先日のレッスンで、M1はサルコワ・ジャンプを習い、未完成ながら半回転分だけ形にした。
横で1歳年上のHが、それを見て氷の上に「もうやだ!やめる!」と座りこんでしまい、インストラクターがなだめる場面があった。
私はあわててしまい、大リーグじゃないけど、M1に「自分ができてもガッツポーズみたいなことはしてはいけない」と言ったが、意味がわかっているんだか、どうだか自信ない
M1はきょとん、としている。私は今度は英語でもう1度くりかえした。(ややこしいな)
このインストラクターは「子供たちはこうやって喜んだり、怒ったりしながら成長していくのだから、気にするな」と言ってくれた。たしかに生の葛藤や心の痛みが彼女たちを成長させていくのだろう。
M1はまだ挫折を知らない。いつか繰り返し練習してもうまくいかなくなる日も来る。そうなったらどういうふうに対処していくのかなぁ。私としてはできればバスケットボールや野球に転向してほしいのだが。
■2001/09/11 (木)
昼近く、珍しくぴょんきち(ニフティのハンドルネーム。結婚しても、そう呼ばれているらしい)から国際電話。でたら、「ああ、よかった~。今日は飛行機のっていないのね」と。NYのツインタワーが燃えているって、なんかのまちがいじゃないの?
子どもたちはいつもどおり、それぞれ小学校と保育園。
午後になって、だんだんいろいろなことがわかってきた。近所で仲良くしていたスケート友達のパパが、たまたまペンタゴンに出張していて、連絡がとれなくなっているそうだ。
■2001/09/12 (火) 【USA生活】また戦争か
ちょっとラジオで話す前に気持を整理しておこう。NYは電話がつながらないらしい。
よくない意味で歴史的な日だと思うから、リグレーフィールドに行って写真をパチリ。Natinal Tragedy のため試合はキャンセルという文字。ついでに近所の「戸栗雑貨店」でパチリ。ここは東京ローズで有名になったアイバ戸栗氏のお店だ。
おそらくこのままだと戦争は避けられないだろう。日本と違ってアメリカ人は「戦争はよくない」という教育は受けていない。イケイケドンドンの気風が高まっている。このままでは終わらない。
湾岸戦争のときは今ほどインターネットが普及していなかったから、こちらの新聞を訳したり、ルームメイトにガスマスクをかぶってもらって撮影したり、私はずいぶんといろいろな記事を「トーチュウ」に送ったものだ。
「東京ローズ」ならぬ「バグダット・ベティ」と書かれた飛行機の写真がAPで流れていて、それを説明する記事を書いたら、ヤジウマTVで紹介されたと聞いている。(ベトナム戦争のときは「ハノイ・ハンナ」という女性のラジオ放送があったそうだ)
あのときスーパーボウルもやったから、MLBの試合もそう長くは中断しないはずだ。逆に国家高揚に利用されるはず。
試合前に国歌を斉唱する習慣があるが、あれは大昔、毎試合ではなく大事なイベントのときだけ歌われていた。それが第2次大戦中から毎試合、オープン戦だろうと必ず歌う習慣が定着したのである。
■2001/09/13 (木) 【USA生活】MLB、NFL共に今週末はキャンセル
とりあえず身内に心配かけたので、子供たちの元気な写真を。M1の新しいスケート・コーチは、アレックス・ロドリゲスを女性にした感じの美女。M2がいる場所はジャングルではなく、こういうインテリアの保育園なのだ
>在米の方
献血は予約していったほうがいいそうです。
NYにちょうど遠征していたシカゴ・ホワイトソックス一行は、バスで夕べシカゴに到着。午前10時からコミスキーパークで簡単な練習を行った。が、身が入るわけもなく、それぞれのリアルな体験を語ってくれた。これについては「トーチュウ」と「週刊ベースボール」と「ヤングマガジン・アッパーズ」に後で記事にして送る予定。
NFLは今週末の開幕を延期。おそらくMLBも足並みをそろえるはず。
日本の週刊誌から「これでMLBは終わってしまい、イチローの記録がフイになる可能性は?」という電話がどっと昨日はかかってきた。そうかと思えば「ベースボールを再開なんて不謹慎だ」「今シーズンはもう中止でいい」という読者からのメールもどっと。
報知新聞といい、日本人の皆さん、なぜそんなに今季の大リーグを終わらせたいのだろう?
「セリアAは日本人のためのリーグじゃない」と言ったのは中田だが、MLBも日本人のためのリーグではないのだから、ここはコミッショナーの決定に従うしかないのでは。
■2001/09/12 (水) 【USA生活】ご心配おかけしています
野球のコラムニストやコミッショナーの意見は、このESPNのHPが参考になるはず。http://espn.go.com/mlb/columns/stark_jayson/1250800.html
ともかくうちは、家族4人、元気です。NYは学校が早く終わったそうだが、シカゴはほぼ平常どおり。
こういう非常時になると、国民性の違いがくっきり。「平和的な解決を」「MLBは全部中止にすべき」という声は日本人に多い。ブッシュ大統領をはじめ米国首脳のスピーチは物騒なものばかり。
飛行機に乗る回数はかなり多いほうなので、とても人ごととは思えない。もう私は仕事の面ではやりたい放題、好きにやらせてもらったから、いつ死んでもあまり悔いは残らないと思う。ノーヒットノーランも5回ナマで見たし。でも、子供がまだ6歳と2歳だから、やっぱりあと20年ぐらいは生きなければ。