スポーツライター梅田香子とMMカンパニー&CHICAGO DEFENDER JAPAN

梅田香子 contribute to MM JOURNAL

ぼこぼこ場外乱闘編

スポーツライター梅田香子の日常を日本語でメモ代わりに綴ったものです。

スカイプの失敗と思い出

 いつもと違う場所でスカイプレッスンしようとしたら、うまくつながらなくて迷惑をかけてしまいました。

 

 パソコンの匠にきてもらったから、次回は大丈夫。マイクロソフトに買収されてから、ちょこちょこあることらしいです。

 最近はレッスン以外では、あまりスカイプを使わなくなってしまいました。

 でも、たくさん思い出があります。

 まったくパソコンをやらない私の親のために、テレビパソコンなるものを16万円で買ったこと。香椎税務署の斜め前のYAMADA電機で買ったのをよく覚えています。

 というのも、次女は自閉症なので言葉がありません。電話で話すことができないから、テレビパソコンで様子を知りたかったのです。 

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 亡き父はどうもパソコン教室に行って、講師から「ウィンドウズをたちあげてください」と言われて、教室の窓をあけてしまったとか。プライドが高いし、短気なので、二度と行かなかったようです。「マウスをあてて」と言ったら、マウスをもちあげて、ディスプレイに当てたりもしていました。

  さて、父と母は必ずNHKの朝の連ドラを見ます。それが終わる時間、時差があるから、シカゴカブスの試合開始直前。記者席にいる私が、スカイプすると自然とつながる設定にしていました。

 いつも2人は椅子に座って、連ドラの余韻に浸っている顔つきをしていました。

 たしか一月に長女がインターハイに行って、2月に妹の子のブラスバンドを聞きにいき、「あれ、黄疸でているよ」と言われ、医者嫌いが渋々でかけたのです。

 末期の膵臓がんだと告知された瞬間、父がしたことは6人の孫の中で、たった一人、障害をもって生まれた私の次女をぎゅっと抱きしめました。

 半年ぐらいしてからなぁ、今ここにいてくれたら、喜んでもらえたのに、と思ったりするようになったのは。

 早世した兄が先に逝っているから寂しくはないでしょう。一緒のお墓で眠っています。

 宗教とか寺とか嫌いだったので、「戒名はつけるな」というのが遺言のひとつでした。なので、父の位牌はなんだかまるで黒い表札みたいなのです。