海外で盗まれたり、ハッキングにあったりしたときのため、2枚はクレジットカードをもつようにしています。私の場合はそれはJALと楽天です。
ひとつだけ楽天カードで困ったこと。
星野監督のマネージャーから電話がかかってくるとき、いつも第一声が「中日のHです。」だったのに、途中から「楽天のHです。おーい、元気か」となりました。留守番電話だと、何かクレカのトラブルかとぎょっとしてしまいます。
アメリカで生活する上で、クレジットカードは絶対に必要となります。
これないとホテルもいやがるし、大手のレンタカーは借りれません。
主婦と自営業は審査落ちまくります。
私はOLのとき作らなかったから、もう審査おちまくって大変でした。そのとき、年収1億円の作家でも落ちると聞いて、納得がいきました。その方は夫の会社で、家族カードをつくってもらったそうです。
結局、おじがクレジットカード関連の会社で重役クラスだったので、保証人みたいな形になってくれて、作ることができました。「絶対、踏み倒しはしないでくれよ」と。
踏み倒しはもちろん、ローンやリボも嫌いなので、一度もそういうことはなく、今日に至っています。一括払いにしておけば、利子はかかりません。
バブル期、まわりにリボ払いのせいで、300万円の借金つくったという例はたくさんいたので、注意したほうがいいと思います。
米国でも駐在員社長クラスでは審査落ちまくり。持ち家をもつと、すーと通るようになります。
ゆうちょ銀行で、ゆるきゃらのぬいぐるみをくれるというのに惹かれました。試しに主婦の肩書きで申し込んだら、やはり審査落ち。ゆうちょの場合は「駿河銀行」というところに申し込む仕組みになっていて、この銀行は最近ニュースでよく見かけます。
夫は自営ですが、工務店は登録番号ももっているし、創業30年をこえているせいか、クレジットカードの審査は通ります。
私は工務店から少し給料をもらっているので、スポーツジャーナリストではなく、ここの社員としてクレジットカードを申請すると、通るようになりました。
アメリカでは「クレジットヒストリー」という言葉が一般的で、「あなたは600点ですね」というふうに、問い合わせると点数で伝えられます。
ここにきちんと税金が払っているか、借金の滞納はないかどうか、個人の情報が集まっています。
なので、住宅ローンの申請はもちろん、車を買うときも契約の段階でセールスマンが「クレジットヒストリー」を問い合わせます。
「おめでとうございます。あなたの600点を超えていますから、車のローンの金利も低くなります」
なとど言われたり、アパート入居の審査のとき、クレジットヒストリーが高いと、最初の1か月は家賃が無料になったり、いろいろ特典がつきます。
ただアメリカでは日本のように学生証にクレジットカード機能がついているなんて、ありえません。なので車を一括で買う貯金があっても、わざとローンを組んだりして、少しずつクレジットヒストリーをつみあげていくのです。
これをしないと、自分名義ではクレジッドカードが作れませんから、アパートもちゃんとしたところは入居できません。私のシェアハウスにはそういう若い人がよく住んでいて、大学に通いながら働いて、クレジットヒストリーをつみあげていきます。
ともあれ、日本でもアメリカでもクレジットカードは小さい会社でもいい、ちゃんと税金を払っているところで働いている期間に、とってしまったほうがいいと思います。使わなくても、そのまま置いておけば、最低限の年会費でキープすることができます。
あ、携帯電話の料金とかをクレジットカードから払う設定にしておけば、ほとんど年会費はかからないはずです。
おすすめはビザかマスターカード、JALかANAのマイレージ機能付きです。
アメックスは使えない店が多いし、年会費が高いので、私はもったことがありません。
飛行機によく乗る方はもちろん、夫やスナックの経営者みたいに工材やお酒をこのクレジットカードで仕入れると、じゃかじゃかマイル数がたまります。
その特典をつかって無料で飛行機に乗ることができるからです。
ネットショッピングではJALカードは少しウェブ上でのチェックが面倒なところがあり、楽天のほうがスムーズです。私は楽天をよく使うので、年に一度、家族で国内旅行するぐらいは、ポイントがたまります。
あちこちですすめられて、たくさんクレジットカードをもった時期もあります。夫もガソリンスタントで作ったり、いろいろもっていました。でも、支払いもあるのだし、ハッキングがないかとかチェックが必要なので、2枚で十分だと思います。